【恋愛論/坂口安吾】京大国語2026で出題。恋愛の本質がわかる#11(エッセイ一冊目・全七冊目)

エッセイ

こんにちは♪現役高校生のしおりです!

私は京都大学を志望している高校一年生なので、先月に京大入試の同日体験をしてきました。

国語の大問1でこの文章が出題され、すごく京大らしいチョイスだなと思って読んでいました。

短い本ながらとても考えさせられる内容で、様々な教訓を得られます。

京大志望の方はもちろん、どんな人でも一度は読んでほしい本です!

今回は私が特に興味深いと思った箇所を抜粋して紹介していきます。

「あたりまえすぎることは、無意味であるにすぎないものだ。」

私が最も共感した段落はこれです。

 ほんとうのことというものは、ほんとうすぎるから、私は嫌いだ。死ねば白骨になるという。死んでしまえばそれまでだという。こういうあたりまえすぎることは、無意味であるにすぎないものだ。

まず、はっきり「嫌いだ」と言い切るところが彼らしくてかっこよくて好きです。

現代では、ネットを通じて様々なところから反論がくるため、こういったはっきりヘイトを買うようなことを述べる人は少なくなっています。

そして、「死んでしまえばそれまでだ」というたとえがとてもわかりやすいです。

こういうことはあたりまえすぎて、言ったところで受け入れるしかなく無意味ですよね。

もし友達が「死んでしまえばそれまでなんだよ」って言ってきたとしても、

「当たり前でしょ」「それ言ってどうなんの」って思うだけです。

ただ受け入れざる負えない死という残酷な現実を改めて認識させられ、負の感情が生まれるだけです。

今回の例は極端でわかりやすいですが、日常に応用していくと様々な教訓を得ることができます。

私は受け入れざる負えない当たり前のことは言わないように心がけたいと思いました。

これは『嫌われる勇気』で述べられていたアドラーの教えにも通じます。

アドラー心理学では「「変えられないことを受け入れることと、変えられることを変えようとすること」が大切だと述べられてました。

気になる人は下記のリンクからご購入してみてください!

恋愛は幻だ。でも、すべきである。

彼は恋愛は幻で、我々は幻影を見ているだけだとはっきり述べています。

 恋愛というのは常に一時の幻影で、必ず亡び、さめるものだ、ということを知っている大人の心は不幸なものだ。

 教訓には二つあって、先人がそのために失敗したから後人はそれをしてはならぬ、という意味のものと、先人はそのために失敗し後人も失敗するにきまっているが、さればといって、だからするなとはいえない性質のものと、二つである。
 

  恋愛は後者に属するもので、所詮幻であり、永遠の恋などは嘘の骨頂だとわかっていても、それをするな、といい得ない性質のものである。それをしなければ人生自体がなくなるようなものなのだから。つまりは、人間は死ぬ、どうせ死ぬものなら早く死んでしまえということが成り立たないのと同じだ。

私はまだ大人じゃないのでわかりませんが、恋愛は幻で、それを知ってしまったら不幸になるらしいです。

所詮幻だったら恋愛はする意味がないのか。

違います。

それを受け入れて恋愛をすべきだと彼は言っているのです。

「教訓」について説明されていますが、

恋愛は幻だと先人が証明しています。

私たちにとってもどうせ恋愛は幻です。

だからといって、恋愛をしなければ人生自体がなくなるようなものだからせざる負えないのです。

彼は、

「人間は死ぬ、どうせ死ぬものなら早く死んでしまえということが成り立たないのと同じだ。」

というわかりやすい例で証明しています。

私も思春期のとき(今もですが)、

どうせ死んだら何もかもが無になるのだから今生きる意味なんてないのではないか。

と、悩んでいました。

私と同じ悩みを持っている人がいたらうれしいです。

でも、いくらこのことを悩んだとしても何もならないので諦めました。

答えがわかる人は是非教えてほしいです。

既婚者も恋愛していい

現代においてはかなり過激な意見ではありますが、彼は既婚者も恋愛をしていいと述べています。

 私は妻ある男が、良人ある女が、恋をしてはいけないなどとは考えていない。
 人は捨てられた一方に同情して捨てた一方を憎むけれども、捨てなければ捨てないために、捨てられた方と同価の苦痛を忍ばねばならないので、なべて失恋と得恋は苦痛において同価のものだと私は考えている。
 私はいったいに同情はすきではない。同情して恋をあきらめるなどというのは、第一、暗くて、私はいやだ。

※良人=夫

簡潔にまとめると、

「不倫はしてもよい。なぜなら、不倫をされた苦痛と不倫を我慢する苦痛は同じだからだ。」

ということです。

すなわち、不倫を悪とするなら不倫を我慢することもともに悪となります。

不倫の部分を浮気などに置き換えることも可能です。

一夫一妻を基本とする現代ではかなり新鮮な意見ですが、理に適っていて私は好きです。

恋愛を幻とするならば、永遠の恋などなく、人生において様々な恋心が生まれます。

その恋心を我慢したぶんだけ、不倫された時と同等の苦しみを感じるというのだから、

自分の心に素直に従ったほうが自分の人生を歩めるような気が私はしています。

それでも、あくまで現代日本は一夫一妻制で、不倫は違法とされているので、よく自分で考えて行動しなければなりませんが。

最後に

ここまで読んでくれてありがとうございました!!

これからも本の紹介を中心にいろいろな情報を発信していけたらなと思います。

それでは、よい一日を~!

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